HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)
最近テレビでも取り上げられるようになり、認知されだしたHSP。
HSPとは生まれつき繊細、敏感で疲れやすい性格の人。
決して病気や障害ではありません。
病気かもしれないと精神科医などに受診をしても治ることはありません。
私も人間関係に悩み、変に敏感なところもあり、
なかなか友達に打ち明けても理解されなかったりすることがあり、
ある日自分から人に歩み寄るのをやめるようになりました。
私も診断テストをしてみると、強HSPだと診断されました。
私のHSPの特徴
- 何か私は人よりも昔から神経を使ってしまい、疲れてしまう。
- 音に敏感で花火や太鼓や雷の音が大の苦手でイヤホンや耳栓は常備(笑)
- 運動会のスタートの時のピストルの音は本当に嫌でした。みんななんで普通なの?
- 強い匂いがあると気分が悪くなる(強い香水など)
- 肌が敏感でニットが苦手で来てると疲れる。(静電気にも常にビビッてる)
- 人とあまりに長いこと一緒に居ると疲れる。だいたい2時間以上はしんどい。
- 1人になりたくなるが、人混みが苦手だから、カフェでも端の端に座る。
- 美容室に行くとめちゃくちゃ疲れる。シャンプーが苦手すぎる。
- 大事な予定があると、こうなったらどうしようとかああなったらどうしようとか考えてしまい、夢にも出てくる。
- 怒鳴られたり怒られたりするとトラウマになる。
- 情報に振り回されやすく、不安をあおるニュースを見ると1週間ぐらいひこずる。(ノストラダムスの大予言の時はマジで毎日不安で母から離れれませんでした。
と、あるあるを出していけばめちゃくちゃ出てきます(笑)
本当に些細な事なので、人には理解してもらえません。
でもこの診断を受けて、私だけじゃなかったんだと、とても気が楽になりました。
HSPを知ったのは武田友紀さんの本を読んでからです。
強めのHSPだと診断があり、特性や向き合い方を色々調べました。
私なりにこれまで調べたことをまとめて、これからHSPに向き合う方の対策法になれば幸いです。
HSPは生まれ持った特性であり、生涯を通じて変わらないとされています。
私はこの特性と共に生きていくのです。
HSPとは?診断テスト
「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー」と呼ばれています。
1996年にアメリカのエレイン・N・アーロンさんが提唱され、心理学上の概念であり、「五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」が定義とされているそうです。
私もHSPなのでは?と検索された方も居るかもしれません。
こちらの診断テストは無料で詳しく診断していただけます。
エレイン・N・アーロンさんのHSP診断セルフテスト→Are You Highly Sensitive?
このHSP診断テストも詳しくてわかりやすいです→https://hsptest.jp/
HSPを公表している芸能人
HSPを公表している芸能人も居ます。
- 最上もが
- 田村淳(ロンドンブーツ1号2号)
感受性が豊かなため、芸術家肌の人、しかも天才と言われるタイプの人にHSPの人が多いとも言われています。
じゃあHSPって結構面倒だけど、なんかいいじゃんって感じがしますね。
対処法
刺激から自分を守る工夫。
・心を閉ざすのではなく物理的に防ぐ
あなたにはこんな経験がありませんか?
「人の気持ちを感じて疲れるから、集団の中ではシャッターを降ろしている」
この方法かえってつらい状況を長引かせてしまいます。
一時的に対処しなければならないときも、感覚を閉ざすのではなく、ストレスのもとになるさまざまな刺激を「まずはモノで防ぐ」こと。
コツは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感に分けて考えること。
五感のうち「鋭い感覚」から重点的に対処すると効果的です。
五感のうち、どの感覚が鋭いかは、実は人によって異なるのです。
刺激によるダメージを減らすには、疲れの原因となる過度な刺激を防ぐための「予防」と、疲れたときに回復を早める「ケア」の両方が必要です。
- 視覚
眼鏡やコンタクトレンズの度を落とす
サングラスをする
など目から情報を取り入れやすい人、自分に関係のないものまで見えすぎている人は見えるものを必要最低限に抑えるのが対策の基本です。
私は人のお箸の持ち方が気になって仕方がないです。
とにかく不快でしかなく気になって見ていたくありません。
何か変なところが気になってしまいますよね。
- 聴覚
イヤホンで心地よく音楽を聞く
耳栓をする
など突然の大きな音に敏感になってしまう、小さな音に敏感になってしまうという人は、苦手な音がする場所は避ける、換気扇は止める、寝室には電化製品を置かないなど、まずは小さな工夫を徹底してみてください。
出かける時は、耳栓やイヤホンを持つなど気になる音をこまめに防ぐだけでも、だいぶストレスを減らせます。
私の場合は特にストレスになっていることを考えると、この聴覚の耳です。
音で判断していると思われます。
私はLINEやメールの通知音を消しました。ずっと音が鳴っていないのに鳴っている感覚がしてそれがストレスでした。
花火を見に行く時は耳栓を持ちます。
雷もダメなので耳栓やイヤホンは必需品です。
太鼓の音も苦手で、祭りとかで演奏されていたら近づかないです(笑)
図書館で勉強する時もイヤホンを持ちます。
逆に音に敏感なので、鳥の声や風の音、川の音など自然の音が凄く好きです。
- 嗅覚
マスクをする
好きな香りのハンドクリームや香水、ヘアワックスをつける。
今はマスクにアロマの香りで除菌できるスプレーとかもありますよね。
私はバスのにおいが苦手で短時間でしか絶対乗りません。
普段はいつも大好きな香水があり、ボディクリームもその種類のもので揃えています。
好きな香水の香りに包まれていると幸せな気持ちになります。
この些細な幸せに気付けるのもHSPの良い特徴ですよね。
- 触覚
肌の露出を減らす
心地良い素材で肌を覆う
明るい色の服やお守りを身につける
触覚が強い人は「服に守ってもらう」のが対策の基本だそうです。
鋭い人は苦手な相手や場所の嫌な感じを肌から受けとっているようです。
触覚が鋭いと肌が覆われるのを嫌がり、薄着を好む傾向になるのですが、
肌を露出して嫌なものを受け取ってしまっては本末転倒。
肌触りのいいカーディガンやストールを羽織るなど、心地よく肌を守ってみてください。
明るい色の服を着て気分を上げるなども一つの方法です。
- 味覚
刺激の強い食べ物を避ける。
味も刺激なのだと考えると、さまざまな添加物が入った食べ物から体調に影響を受けるのも頷ける話。
私はカルボナーラをは呑み込めません。
昔に一口食べてから吐き気がするほど苦手になりました。
そのトラウマからか、生クリーム系は苦手です。ドリアとかも。
昔に牛肉を食べて食中毒を発症してから、脂身が多い肉やトロなどの魚を食べるとお腹の調子が悪くなったりします。
トラウマなどの頭の中で記憶されていたりすることもあると思います。
「添加物の多い食べ物は、舌がピリピリする」などの声もあるそうです。
なるべく刺激の少ない、原材料に添加物の少ない食べ物を買うなど、自分の体に合う食べ物を見つけてください。
・・・などなど
やはり皆さん色々な特徴や症状があり、自分なりの症状を理解し、落ち着く対策を事前にしておくのは大事ですよね。
参考書
自分の症状はどんな特徴があるか、落ち着く方法や、回復を早める方法、NG行動など参考になった本を紹介させていただきます。
「繊細さん」の本を書かれた武田友紀さんの本です。
対策法はこちらの本から参考にさせていただきました。
「ストレスフリー超大全」などの著者で精神科医の樺澤紫苑さんも
HSPについては医師よりも経験者の方が参考になるとこの繊細さんの本をご紹介されていました。
HSPを提唱されたエレイン・N・アーロンの本です。
読みやすく、細かく解説していただけてとても面白かったです。
まとめ
HSPの特徴がある方は、やはり自己理解がとても大事になると思います。
なるべく苦手なことは避ける。
どんな時にどんな症状が出るのか、その時はどうするか。理解をする。
そうすることで、自分でも安心して毎日を過ごせるようになります。
何度も言いますが、HSPは生まれ持った特性であり、生涯を通じて変わらないとされています。
自分の強みになることも必ずあります。
HSPだからってへこむことはなくて、自分はこんな人なんだと理解ができた第一歩なのです。
自分と向き合い、自分の感性を大事にして生きていく。
私はHSPと出会って心からホッとしました。
自分だけの悩みじゃないんだとわかったのです。
皆さんもそう感じていただけたら幸いです。
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