読書歴少ない初心者でも読みやすくて面白いおススメ本①

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29歳で本を読むようになりました。

私は小説など文字しか並んでいない本を読む、ということから避けて生きてきました。

学生時代は読むものは漫画ばかりで、携帯やゲームなどの機器類の説明書ですら嫌すぎて操作しながら手探りで覚えていくタイプでした。

とにかく活字に苦手意識があり、少しの文を読むだけでも眠気が襲ってきます。

学生時はハリーポッターブームで私も映画を見て大ファンになり、本を読んでみよ!と意気込み、寝る前に読んでみたのですが、5ページで諦めました。。。

読んでると眠気が襲ってくるので、なかなか進まないです(笑)

とにかく文字がずらっと並んでいるのを見ると、ウェッとなってました。

そんな私でしたが29歳から改心して本を読むようになりました。

そんな中でこんな初心者な私でも読みやすくて面白かった本を紹介致します。

アルケミスト

結構有名な世界中でベストセラーになった本です。名前だけでも知ってる方は多いのではないでしょうか。

私はあまり物語系の本は読んでいなかったのですが、すすめられて読みました。

この本は、読書歴2年の私でも4時間ぐらいで読めたので初心者でもおすすめの本だなと思いました。

宝物探しに旅に出る少年の夢と勇気の物語

羊飼いの少年サンチャゴは、宝物がピラミッドに隠されているという夢のお告げを信じ、アンダルシアから砂漠を越えエジプトを目指す。

彼はさまざまな出会いと前兆に導かれ困難な旅を続けていく。

そしてある錬金術師との大いなる出会いを果たし、ようやくたどり着いたピラミッドで、彼を待ち受けていたものとは。

帯から引用

この物語は少年(サンチャゴ)の旅の中で少年が困難を重ね、何を得て何を学んだのか書かれているところがあり、これは私の実生活でも共感できることがたくさんありました。

同じ友人といつも一緒にいると、友人が自分の人生の一部となってしまう。すると、友人は彼を変えたいと思い始める。そして、彼が自分たちの望み通りの人間にならないと怒り出すのだ。誰もみな、他人がどのような人生を送るべきか、明確な考えを持っているのに、自分の人生については、何も考えを持っていないようだった。

アルケミスト引用

夢を追いかけていると、障害になるものや時に得たものを失わないといけないとい選択に迫られ、考えてしまうことがあります。

すべての時間を彼らと過ごす必要はなかったと、少年も書いていましたが、まさにそうだなと感じました。

もちろん友人は大切な存在だし、助けになってくれたり相談にのってくれたり、自分にとっての心の支えになります。

でもすべての友人がそうとは限りません。友人がいきなり敵になってしまったり、陰で悲しいことを言われていたり。することだってあるのです。

友人と離れたくないからと好かれようとするのは、あなたの人生にとって障害でしかありません。ありのままのあなたと居てくれる友人さえ居ればいいのです。

自分をしばっているのは自分だけだった。羊たちも、商人の娘も、アンダルシアの平原も、彼の運命への道すじににあるステップにすぎなかった。

アルケミスト引用

仕事をしたり恋をしたり自分の慣れ親しんだ土地から離れるのはとても勇気がいりますね。別にこんな人生もいいのではないか、とか思ってしまうことがあります。

でも夢があるならば、今のまま仕事を続けたり恋をして結婚したりその慣れた土地から離れないといけないと叶えられないのであれば、その夢を諦めるべきではない。

後に絶対にあの時夢を追っていたらどんな人生になっていたのだろう。と何度も後悔するであろう。

夢を追った後でも遅くはない。早く決断するべきです。

どうやって未来を推測するかだって?それは現在現れている前兆をもとに見るのだ。秘密は現在に、ここにある。もしおまえが、現在を良くしさえすれば、将来起こってくることも良くなるのだ。未来のことなど忘れてしまいなさい。そして、神様は神の子を愛していると信頼して、毎日を神様の教えにそって生きるがよい。毎日の中に永遠があるのだ。

アルケミスト引用

これは物語の中で登場するらくだ使いが千里眼の占い師に未来のことを尋ねた場面の話です。

この物語では前兆という言葉が良く出てきます。夢へと順調に進んでいくと、よい前兆が必ず起きる。その前兆に従って運命を生きなさい。と語っています。

たまに未来が不安で押しつぶされそうになる時がありますよね。

年金がもらえなくなるから2000万円は老後資金で貯金しなきゃとか、このままで将来どうなるのかなとか不安になります。

未来に囚われるな未来に恐れるな。現在を良くしようと生きていればよい前兆が現れそれに従って生きていくがよい。日々意識して努力していれば必ず報われる。と私は解釈しました。

と、まぁこんな風に少年が旅をつづけながら、出会った人からたくさんの教えや少年の気づきがあります。

私が特に響いた場面がこちらです。

「人は、自分の一番大切な夢を追求するのがこわいのです。自分はそれに値しないと感じているか、自分はそれを達成できないと感じているからです。永遠に去ってゆく恋人や、楽しいはずだったのにそうならなかった時のことや、見つかったかもしれないのに永久に砂に埋もれた宝物のことなどを考えただけで、人の心はこわくてたまりません。なぜなら、こうしたことが本当に起こると、非常に傷つくからです。」

「僕の心は、傷つくのを恐れています。」ある晩、月のない空を眺めている時、少年は錬金術師に言った。

「傷つくのを恐れることは。実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ。」

アルケミスト引用

これは少年とある錬金術師が砂漠を旅している時の場面です。

人は傷つくことを恐れている。これは私もよく経験しています。

私は昔から人に好かれようとしてしまうんです。友達に嫌われるのと自分が傷ついてしまう。傷つくのが怖くて人に好かれようとしてしまう。

結果的に人に好かれようと努力しても人には好かれないのです。結果的には一緒なんです。むしろ傷つくのを恐れないで自分らしく堂々としてる方がのびのび生きられる。

夢を追求している時は、心は決して傷つかない。

何かに夢中になっていたり、自分がこれをやりたいってことに夢中になっていると、そんなことも気にならなくなりますよね。

この本はとても感銘を受けました。

おススメです!

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この記事を書いた人

うさぎ好きな小学生二児の母。
会社がコンビニフランチャイズ契約をし任される。
店長業務が合わず業務引き継ぎ。
現在はパートで少し働きながら自分の力で稼ぐと決めて奮闘中。

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